マップの走査には、いくつかの方法がありますが、ここでは主な2つの方法を紹介します。
- イテレータを使用する方法: マップの要素を順番にアクセスするために、イテレータを使用することができます。以下のコード例では、マップの要素を走査し、キーと値を表示しています。
#include <iostream>
#include <map>
int main() {
std::map<int, std::string> myMap;
myMap[1] = "Apple";
myMap[2] = "Banana";
myMap[3] = "Orange";
// イテレータを使用してマップを走査する
for (auto it = myMap.begin(); it != myMap.end(); ++it) {
std::cout << "Key: " << it->first << ", Value: " << it->second << std::endl;
}
return 0;
}
このコードでは、myMap.begin()
から myMap.end()
までの範囲の要素を順番にアクセスするためのイテレータを使用しています。イテレータの first
メンバはキーを、second
メンバは値を表します。
- 範囲ベースのforループを使用する方法: C++11以降では、範囲ベースのforループを使用してマップを簡潔に走査することもできます。以下のコード例では、同じくマップの要素を走査し、キーと値を表示しています。
#include <iostream>
#include <map>
int main() {
std::map<int, std::string> myMap;
myMap[1] = "Apple";
myMap[2] = "Banana";
myMap[3] = "Orange";
// 範囲ベースのforループを使用してマップを走査する
for (const auto& pair : myMap) {
std::cout << "Key: " << pair.first << ", Value: " << pair.second << std::endl;
}
return 0;
}
このコードでは、for (const auto& pair : myMap)
という構文を使用して、マップの要素を簡潔に走査しています。各要素は pair
という名前の変数でアクセスできます。
以上がC++でマップを走査する方法の例です。必要に応じて、上記のコードを修正して自分の要件に合わせて使用してください。