まず、構造体の定義から始めましょう。以下は、名前と年齢を格納するための構造体の例です:
struct Person {
std::string name;
int age;
};
この構造体を配列として使用するには、配列の要素数となるサイズを指定し、各要素に対して個別の値を設定します。以下は、3人の個人情報を格納するための構造体の配列の例です:
Person people[3];
people[0].name = "Alice";
people[0].age = 25;
people[1].name = "Bob";
people[1].age = 30;
people[2].name = "Charlie";
people[2].age = 35;
このように、people
という名前の配列が作成され、各要素にはname
とage
というメンバ変数があります。要素にアクセスするには、インデックスを使用します。上記の例では、people[0]
はAliceの情報を表し、people[1]
はBobの情報を表します。
構造体の配列をループで処理する場合、インデックスを使用して各要素にアクセスできます。以下は、構造体の配列をループで処理し、名前と年齢を表示する例です:
for (int i = 0; i < 3; i++) {
std::cout << "Name: " << people[i].name << ", Age: " << people[i].age << std::endl;
}
このコードでは、i
という変数を使用して配列の要素に順番にアクセスし、名前と年齢を表示しています。ループの条件式(i < 3
)を変更することで、配列の要素数に合わせて処理を行うことができます。
以上が、C++における構造体の配列の基本的な使用方法です。構造体のメンバ変数や配列の要素数を適宜変更することで、さまざまなデータを効率的に管理することができます。