C++におけるファイル処理の基礎

ファイルの書き込み: ファイルにデータを書き込むには、ofstreamクラスを使用します。以下は、新しいファイルを作成し、テキストを書き込む例です。

#include <fstream>
using namespace std;
int main() {
  ofstream outputFile("example.txt"); // ファイルを作成
  if (outputFile.is_open()) {
    outputFile << "Hello, World!" << endl; // テキストを書き込む
    outputFile.close(); // ファイルを閉じる
  }
  return 0;
}

ファイルの読み込み: ファイルからデータを読み取るには、ifstreamクラスを使用します。以下は、既存のファイルからテキストを読み取る例です。

#include <fstream>
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
  ifstream inputFile("example.txt"); // ファイルを開く
  if (inputFile.is_open()) {
    string line;
    while (getline(inputFile, line)) { // ファイルから行ごとに読み込む
      cout << line << endl; // 行を表示
    }
    inputFile.close(); // ファイルを閉じる
  }
  return 0;
}

ファイルの追記: 既存のファイルに新しいデータを追加するには、ofstreamクラスのopenメソッドをios::appフラグとともに使用します。

#include <fstream>
using namespace std;
int main() {
  ofstream outputFile("example.txt", ios::app); // ファイルを開く（追記モード）
  if (outputFile.is_open()) {
    outputFile << "This is a new line." << endl; // テキストを追加
    outputFile.close(); // ファイルを閉じる
  }
  return 0;
}

これらはファイル処理の基本的な例ですが、C++にはさまざまなファイル操作の方法があります。ファイルの存在の確認、バイナリデータの読み書き、エラーハンドリングなどの機能も利用できます。詳細な情報は、C++の公式ドキュメントや参考書を参照してください。