まず、C++のループ構造には主に3つのタイプがあります: forループ、whileループ、do-whileループです。それぞれのループでbreak文を使用する方法を見てみましょう。
- forループでのbreak文の使用例:
for (int i = 0; i < 10; i++) {
if (i == 5) {
break; // ループの途中で終了する
}
cout << i << endl;
}
上記の例では、iが5になった時点でbreak文が実行され、ループが終了します。
- whileループでのbreak文の使用例:
int i = 0;
while (i < 10) {
if (i == 5) {
break; // ループの途中で終了する
}
cout << i << endl;
i++;
}
この例では、whileループ内でiが5になった時点でbreak文が実行され、ループが終了します。
- do-whileループでのbreak文の使用例:
int i = 0;
do {
cout << i << endl;
i++;
if (i == 5) {
break; // ループの途中で終了する
}
} while (i < 10);
この例では、do-whileループ内でiが5になった時点でbreak文が実行され、ループが終了します。
これらの例では、条件文内で特定の条件が満たされた場合にbreak文を使用してループを終了しています。break文を使うことで、ループ内の処理を途中で終了させることができます。
また、C++ではネストされたループが存在する場合、break文は内側のループのみを終了させることができます。外側のループを終了させるためには、ラベルを使用する必要があります。
for (int i = 0; i < 5; i++) {
for (int j = 0; j < 5; j++) {
if (j == 3) {
break; // 内側のループのみを終了する
}
cout << i << ", " << j << endl;
}
}
上記の例では、jが3になった時点で内側のループが終了し、外側のループは継続します。
以上がC++のループ内でbreak文を使用する方法の例です。break文を適切に使用することで、必要なタイミングでループを終了させることができます。