Arduinoスケッチの基本構造


Arduinoスケッチの基本構造は以下のようになります:

void setup() {
  // 初期化のコードをここに書く
}
void loop() {
  // 繰り返し実行されるコードをここに書く
}

setup()関数は、プログラムの初期化を行うために一度だけ実行されます。センサーの初期化やピンの設定など、プログラムの開始時に必要な準備をここに書きます。

loop()関数は、setup()関数の実行後、無限ループとして繰り返し実行されます。ここにメインのプログラムコードを書きます。センサーの値の読み取り、条件に基づいた制御、データの送信など、Arduinoの主要な処理はここに書かれます。

以下に、いくつかのコード例を示します:

  1. LEDの点滅:
void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);  // LEDのピンを出力モードに設定
}
void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);  // LEDを点灯
  delay(1000);  // 1秒待つ
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);  // LEDを消灯
  delay(1000);  // 1秒待つ
}
  1. ボタンの読み取りと制御:
const int buttonPin = 2;  // ボタンのピン番号
const int ledPin = 13;  // LEDのピン番号
void setup() {
  pinMode(buttonPin, INPUT);  // ボタンのピンを入力モードに設定
  pinMode(ledPin, OUTPUT);  // LEDのピンを出力モードに設定
}
void loop() {
  int buttonState = digitalRead(buttonPin);  // ボタンの状態を読み取る

  if (buttonState == HIGH) {  // ボタンが押されている場合
    digitalWrite(ledPin, HIGH);  // LEDを点灯
  } else {
    digitalWrite(ledPin, LOW);  // LEDを消灯
  }
}

以上が、Arduinoスケッチの基本構造といくつかのコード例です。これらの例は初心者向けのシンプルなものですが、Arduinoを使ったさまざまなプロジェクトに応用できます。さらに詳しい情報や他のコード例については、Arduinoの公式ドキュメントやオンラインのリソースを参考にしてください。