C++でのenum classの使用方法と例


  1. enum classの基本的な使用方法: enum classは、enumキーワードの後にクラス名を指定して定義します。各列挙子は、クラススコープ内でのみ有効です。
enum class Season {
  Spring,
  Summer,
  Autumn,
  Winter
};
Season currentSeason = Season::Spring;
  1. enum classの値へのアクセス: enum classの値にアクセスするには、スコープ解決演算子(::)を使用します。
if (currentSeason == Season::Spring) {
  // Springの処理
}
  1. 列挙型の値の比較: enum classの値は、==や!=演算子を使用して比較することができます。
if (currentSeason != Season::Winter) {
  // Winter以外の処理
}
  1. 列挙型の値のキャスト: enum classの値は、必要に応じて他の整数型にキャストすることもできます。
int seasonValue = static_cast<int>(currentSeason);
  1. 列挙型のスコープの使用: enum classはクラススコープ内で定義されるため、異なる列挙型で同じ名前の列挙子を使用することができます。
enum class Color {
  Red,
  Green,
  Blue
};
enum class TrafficLight {
  Red,
  Green,
  Yellow
};

以上が、C++でのenum classの基本的な使用方法といくつかの例です。enum classを使用することで、コードの可読性と型安全性を向上させることができます。