HashSetは、ユニークな要素のコレクションを保持するデータ構造です。要素の追加、削除、検索を効率的に行うことができます。
まず、C++では、ハッシュセットを使用するために <unordered_set>
ヘッダーファイルをインクルードする必要があります。
以下に、HashSetの基本的な使用法とコード例を示します。
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HashSetの作成と要素の追加:
#include <unordered_set> #include <iostream> int main() { std::unordered_set<int> mySet; // 要素の追加 mySet.insert(10); mySet.insert(20); mySet.insert(30); // 要素の数を出力 std::cout << "HashSetの要素数: " << mySet.size() << std::endl; return 0; }
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HashSetの要素の検索:
#include <unordered_set> #include <iostream> int main() { std::unordered_set<int> mySet = {10, 20, 30}; // 要素の検索 if (mySet.find(20) != mySet.end()) { std::cout << "要素がHashSetに存在します。" << std::endl; } else { std::cout << "要素がHashSetに存在しません。" << std::endl; } return 0; }
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HashSetの要素の削除:
#include <unordered_set> #include <iostream> int main() { std::unordered_set<int> mySet = {10, 20, 30}; // 要素の削除 mySet.erase(20); // 要素の数を出力 std::cout << "HashSetの要素数: " << mySet.size() << std::endl; return 0; }
これらのコード例では、unordered_set
クラスを使用してHashSetを作成し、要素を追加、検索、削除しています。また、size()
メソッドを使用してHashSet内の要素数を取得しています。
これらの例を基にして、さまざまな操作や応用が可能です。HashSetは、重複のない要素の管理に便利なデータ構造です。