まず、<unordered_map>
ヘッダーファイルをインクルードします。
#include <unordered_map>
次に、ハッシュテーブルを使用するためのデータ型を定義します。例えば、文字列をキーとして整数値を関連付ける場合、以下のようにします。
std::unordered_map<std::string, int> hashTable;
ハッシュテーブルに要素を追加するには、insert
メソッドを使用します。
hashTable.insert(std::make_pair("キー", 値));
要素の削除には、erase
メソッドを使用します。
hashTable.erase("キー");
ハッシュテーブルから要素を検索するには、find
メソッドを使用します。検索結果はイテレータとして返されます。
auto it = hashTable.find("キー");
if (it != hashTable.end()) {
// 見つかった場合の処理
int value = it->second; // キーに対応する値を取得
} else {
// 見つからなかった場合の処理
}
ハッシュテーブルの要素数を取得するには、size
メソッドを使用します。
int count = hashTable.size();
以上が、C++におけるハッシュテーブルの基本的な実装方法です。ハッシュテーブルはデータの追加、削除、検索において高速な処理が可能であり、効率的なデータ管理に役立ちます。詳細な使用方法やオプションの設定については、C++の公式ドキュメントや参考書をご参照ください。