CとC++におけるループの使い方


まず、C言語におけるループとしては、以下の3つの主要な種類があります:

  1. forループ: forループは、指定した回数だけ繰り返し処理を行います。典型的なforループの構文は以下の通りです:
for (初期化式; 条件式; 更新式) {
    // 処理の実行
}

例えば、1から10までの数字を出力するプログラムは以下のようになります:

#include <stdio.h>
int main() {
    int i;
    for (i = 1; i <= 10; i++) {
        printf("%d ", i);
    }
    return 0;
}
  1. whileループ: whileループは、条件式が真である限り繰り返し処理を行います。典型的なwhileループの構文は以下の通りです:
while (条件式) {
    // 処理の実行
}

例えば、ユーザーが0を入力するまで数字を入力し続けるプログラムは以下のようになります:

#include <stdio.h>
int main() {
    int num;
    while (1) {
        printf("数字を入力してください(0を入力すると終了): ");
        scanf("%d", &num);
        if (num == 0) {
            break;
        }
    }
    return 0;
}
  1. do-whileループ: do-whileループは、最初に処理を実行し、その後に条件式を評価します。条件式が真である限り、繰り返し処理を行います。典型的なdo-whileループの構文は以下の通りです:
do {
    // 処理の実行
} while (条件式);

例えば、1から10までの数字を出力するプログラムは以下のようになります:

#include <stdio.h>
int main() {
    int i = 1;
    do {
        printf("%d ", i);
        i++;
    } while (i <= 10);
    return 0;
}

以上がC言語における主要なループの種類です。

次に、C++におけるループとしては、C言語と同様のforループ、whileループ、do-whileループが利用できます。しかし、C++ではさらに範囲ベースのforループも利用できます。

範囲ベースのforループは、コンテナ内の要素を順番に処理するためのループです。以下は、C++における範囲ベースのforループの構文です:

for (要素の型 要素変数 : コンテナ) {
    // 処理の実行
}

例えば、配列の要素を順番に出力するプログラムは以下のようになります:

#include <iostream>
int main() {
    int arr[] = {1, 2, 3, 4, 5};
    for (int num : arr) {
        std::cout << num << " ";
    }
    return 0;
}

以上がC++における主要なループの種類とコード例です。これらのループを使用することで、繰り返し処理を効率的に実装することができます。