-
scanf関数を使用する方法: scanf関数は、ユーザーからの入力を受け取るために使用されます。以下はその使い方の例です。
#include <stdio.h> int main() { int num; printf("整数を入力してください: "); scanf("%d", &num); printf("入力された数値は %d です\n", num); return 0; }
この例では、ユーザーが整数を入力するように求められ、その値が変数
num
に格納されます。しかし、scanf関数はエラーを引き起こす可能性があります。たとえば、ユーザーが整数以外の文字列を入力した場合、エラーが発生します。 -
fgets関数を使用する方法: fgets関数は、文字列を受け取るために使用されます。以下はその使い方の例です。
#include <stdio.h> int main() { char str[100]; printf("文字列を入力してください: "); fgets(str, sizeof(str), stdin); printf("入力された文字列は %s です\n", str); return 0; }
この例では、ユーザーが文字列を入力するように求められ、その値が文字配列
str
に格納されます。fgets関数は指定された文字数までの文字列を受け取るため、文字列の長さに制限を設けることができます。 -
エラー処理: ユーザーからの入力は予期しない値や形式のデータを含む可能性があるため、エラー処理が重要です。上記の例では、エラー処理が省略されていますが、実際のプログラムではエラーチェックを追加する必要があります。
たとえば、scanf関数を使用する場合、返される値を確認して入力が成功したかどうかを判断することができます。fgets関数の場合、改行文字が含まれるかどうかを確認して入力が完了したかどうかを判断することができます。
エラー処理の例を以下に示します。
#include <stdio.h> int main() { int num; printf("整数を入力してください: "); if (scanf("%d", &num) != 1) { printf("エラー: 正しい形式で整数を入力してください\n"); return 1; } printf("入力された数値は %d です\n", num); return 0; }
この例では、
scanf
の返り値が1でない場合にエラーメッセージを表示してプログラムを終了します。
これらの例は、C言語での入力方法とエラー処理の基本的なアプローチを示しています。さまざまな入力シナリオに対して適切なエラーチェックと処理を実装することが重要です。