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共有ライブラリの作成: まず、Jenkinsの共有ライブラリを作成するためには、以下の手順に従います。
- Jenkinsの管理画面にアクセスし、"Manage Jenkins"をクリックします。
- "Configure System"を選択し、"Global Pipeline Libraries"セクションに移動します。
- "Add"ボタンをクリックして、共有ライブラリの設定を行います。ここで、共有ライブラリの名前、ソースコードのリポジトリURL、バージョンなどを指定します。
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共有ライブラリのクラス作成: 共有ライブラリのクラスは、Jenkinsのパイプラインジョブで使用するカスタムコードの定義です。以下は、共有ライブラリクラスの例です。
- 共有ライブラリの使用: 共有ライブラリを使用するためには、Jenkinsのパイプラインジョブのスクリプトで共有ライブラリをロードします。以下は、共有ライブラリを使用するパイプラインジョブの例です。
// Jenkinsfile
@Library('my-shared-library') _
node {
stage('Build') {
// 共有ライブラリで定義されたカスタムステップの呼び出し
myCustomStep()
}
}
- よく発生するエラーと解決策: 共有ライブラリの使用中によく発生するエラーとその解決策をいくつか紹介します。
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"No such DSL method"エラー:
- 原因: 共有ライブラリが正しくロードされていないか、ステップ名が正しく指定されていない場合に発生します。
- 解決策: 共有ライブラリが正しく設定されているかを確認し、ステップ名のスペルミスや誤った呼び出し方法がないかを確認します。
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"Class not found"エラー:
- 原因: 共有ライブラリのクラスが見つからない場合に発生します。
- 解決策: 共有ライブラリのソースコードとディレクトリ構造を確認し、クラスのパスが正しいことを確認します。
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"No such property"エラー:
- 原因: 共有ライブラリ内のプロパティが見つからない場合に発生します。
- 解決策: 共有ライブラリ内のプロパティのスペルミスや誤った参照方法がないかを確認します。
この記事では、Jenkinsの共有ライブラリクラスの使用方法とよく発生するエラーについて解説しました。共有ライブラリを作成し、クラスを定義し、パイプラインジョブで使用する方法を示しました。さらに、よく発生するエラーやその解決策も紹介しました。これにより、Jenkinsの共有ライブラリを効果的に活用することができるでしょう。