Actix-webでCORSを設定する方法


  1. actix-corsクレートの追加: Cargo.tomlファイルにactix-corsの依存関係を追加します。
[dependencies]
actix-cors = "0.5"
  1. CORSミドルウェアの追加: Actix-webのアプリケーションファクトリにCORSミドルウェアを追加します。
use actix_web::{App, HttpServer};
use actix_cors::Cors;
#[actix_rt::main]
async fn main() -> std::io::Result<()> {
    HttpServer::new(|| {
        App::new()
            .wrap(
                Cors::default()
                    .allow_any_origin()
                    .allow_methods(vec!["GET", "POST"])
                    .allow_headers(vec!["Authorization", "Content-Type"])
                    .max_age(3600)
            )
            // ルートハンドラーなどの設定
    })
    .bind("127.0.0.1:8080")?
    .run()
    .await
}

上記の例では、.allow_any_origin()はすべてのオリジンからのリクエストを許可し、.allow_methods()はGETとPOSTメソッドを許可しています。.allow_headers()はAuthorizationとContent-Typeヘッダーを許可し、.max_age()はCORSプリフライトリクエストのキャッシュ期間を設定しています。

  1. カスタムCORS設定の追加: より詳細なCORS設定を行いたい場合は、Cors::default()の代わりにCors::new()を使用し、必要なオプションを設定します。
.use(Cors::new()
    .allowed_origin("https://example.com")
    .allowed_methods(vec!["GET", "POST"])
    .allowed_headers(vec![http::header::AUTHORIZATION, http::header::ACCEPT])
    .max_age(3600)
    .finish()
)

上記の例では、特定のオリジン(https://example.com)からのリクエストのみを許可しています

これらの手順を実行することで、Actix-webアプリケーションでCORSを設定することができます。これにより、異なるオリジンからのリクエストを制御し、ウェブアプリケーションのセキュリティと機能を向上させることができます。