ローカルMavenリポジトリにJARファイルを追加する方法


  1. JARファイルをローカルMavenリポジトリにインストールするためには、次の手順を実行します。

    a. JARファイルを配置するディレクトリを作成します。通常、このディレクトリは「.m2/repository」内にあります。

    b. JARファイルを作成したディレクトリにコピーします。ファイル名は、アーティファクトのグループID、アーティファクトID、バージョンを反映するように命名することが推奨されています。例えば、「com.example/my-artifact/1.0.0/my-artifact-1.0.0.jar」という形式です。

  2. Mavenによる依存関係の解決時に、ローカルMavenリポジトリからJARファイルが使用されるようにするためには、プロジェクトの「pom.xml」ファイルに以下の設定を追加します。

<repositories>
  <repository>
    <id>local-maven-repo</id>
    <url>file://${user.home}/.m2/repository</url>
  </repository>
</repositories>
  1. これで、MavenはローカルMavenリポジトリからJARファイルを解決できるようになります。プロジェクトのビルドや依存関係の解決時に、追加したJARファイルが使用されるはずです。

なお、手動でJARファイルをローカルMavenリポジトリに追加する代わりに、Mavenの依存関係管理機能を活用する方法もあります。その場合、プロジェクトの「pom.xml」ファイルに依存関係の情報を追加し、Mavenに依存関係の解決と自動的なJARファイルのダウンロードを任せることができます。