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JARファイルをローカルMavenリポジトリにインストールするためには、次の手順を実行します。
a. JARファイルを配置するディレクトリを作成します。通常、このディレクトリは「.m2/repository」内にあります。
b. JARファイルを作成したディレクトリにコピーします。ファイル名は、アーティファクトのグループID、アーティファクトID、バージョンを反映するように命名することが推奨されています。例えば、「com.example/my-artifact/1.0.0/my-artifact-1.0.0.jar」という形式です。
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Mavenによる依存関係の解決時に、ローカルMavenリポジトリからJARファイルが使用されるようにするためには、プロジェクトの「pom.xml」ファイルに以下の設定を追加します。
<repositories>
<repository>
<id>local-maven-repo</id>
<url>file://${user.home}/.m2/repository</url>
</repository>
</repositories>
- これで、MavenはローカルMavenリポジトリからJARファイルを解決できるようになります。プロジェクトのビルドや依存関係の解決時に、追加したJARファイルが使用されるはずです。
なお、手動でJARファイルをローカルMavenリポジトリに追加する代わりに、Mavenの依存関係管理機能を活用する方法もあります。その場合、プロジェクトの「pom.xml」ファイルに依存関係の情報を追加し、Mavenに依存関係の解決と自動的なJARファイルのダウンロードを任せることができます。