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BULK COLLECT句の概要 BULK COLLECT句は、SELECT文の結果を配列にまとめて取得するための機能です。これにより、1行ずつ処理するのではなく、一度に複数の行を取得して効率的に処理することができます。
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単一カラムのBULK COLLECT処理の方法 以下に、単一カラムのBULK COLLECT処理の手順を示します。
Step 1: データ型を定義する 取得するカラムのデータ型に合わせて、配列を定義します。例えば、NUMBER型の場合は次のように定義します。
DECLARE
TYPE number_array IS TABLE OF NUMBER;
data_array number_array;
BEGIN
-- 処理内容
END;
Step 2: BULK COLLECTでデータを取得する BULK COLLECT句を使用して、データを配列に取得します。以下に例を示します。
SELECT column_name BULK COLLECT INTO data_array FROM table_name;
Step 3: 配列の要素を処理する 取得したデータが配列に格納されますので、必要な処理を行います。例えば、配列の要素をループで処理する場合は、次のようにします。
FOR i IN 1..data_array.COUNT LOOP
-- 配列の要素に対する処理
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(data_array(i));
END LOOP;
- コード例 以下に、BULK COLLECT句を使用した単一カラムの処理のコード例を示します。
例1: EMPLOYEESテーブルのEMPLOYEE_NAMEカラムのデータを取得する
DECLARE
TYPE name_array IS TABLE OF EMPLOYEES.EMPLOYEE_NAME%TYPE;
names name_array;
BEGIN
SELECT EMPLOYEE_NAME BULK COLLECT INTO names FROM EMPLOYEES;
FOR i IN 1..names.COUNT LOOP
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(names(i));
END LOOP;
END;
例2: 数値データの処理
DECLARE
TYPE number_array IS TABLE OF NUMBER;
numbers number_array;
BEGIN
SELECT ID BULK COLLECT INTO numbers FROM TABLE_NAME;
FOR i IN 1..numbers.COUNT LOOP
-- 数値データに対する処理
IF numbers(i) > 100 THEN
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('Number greater than 100: ' || numbers(i));
END IF;
END LOOP;
END;
以上が、PL/SQLのBULK COLLECT句を使用した単一カラムの処理方法とコード例の紹介です。これを参考にして、効率的なデータ処理を行ってください。