- 必要なライブラリのインストール: OTA Webアップデートを実装するには、以下のライブラリをインストールする必要があります。
- ArduinoOTAライブラリ: Arduino IDEのライブラリマネージャを使用してインストールできます。
- ソースコードの準備: 以下のコードをESP32に書き込むため、Arduino IDEを開きます。
#include <WiFi.h>
#include <ESPAsyncWebServer.h>
#include <Update.h>
#include <ArduinoOTA.h>
const char* ssid = "YourWiFiSSID";
const char* password = "YourWiFiPassword";
void setup() {
Serial.begin(115200);
WiFi.begin(ssid, password);
while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
delay(1000);
Serial.println("Connecting to WiFi...");
}
ArduinoOTA.begin(); // OTAセットアップ
Serial.println("Ready");
Serial.print("IP address: ");
Serial.println(WiFi.localIP());
}
void loop() {
ArduinoOTA.handle(); // OTAのハンドリング
}
-
ソースコードの説明:
ssid
とpassword
には、接続するWi-Fiネットワークの情報を設定します。setup()
関数では、Wi-Fiに接続し、ArduinoOTAを初期化します。loop()
関数では、ArduinoOTA.handle()
を呼び出して、OTAのハンドリングを行います。
-
アップデートの実行: ESP32をWi-Fiに接続した状態で、Arduino IDEのツールバーから「スケッチ」>「アップロード」を選択します。これにより、ESP32にソースコードが書き込まれます。
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ファームウェアのアップデート: ファームウェアのアップデートを行うには、以下の手順を実行します。
- Arduino IDEのツールバーから「スケッチ」>「書き込みスケッチ」>「OTAまたはWebサーバーへの書き込み」を選択します。
- インストールされているESP32デバイスのIPアドレスを選択し、アップデートするファームウェアの場所を指定します。
- 「書き込む」ボタンをクリックして、アップデートを開始します。
以上で、ESP32におけるOTA Webアップデートの実装が完了します。ファームウェアのアップデートはインターネット経由で行われるため、デバイスを物理的に接続する必要がありません。