PostgreSQLの数値フォーマットとエラー処理について


  1. 数値のフォーマット:

    • 小数点以下の桁数の指定: PostgreSQLでは、数値の小数点以下の桁数を指定するために、NUMERIC(precision, scale)データ型を使用します。たとえば、小数点以下2桁の数値を格納するには、NUMERIC(10, 2)と指定します。

    • 数値の桁区切り: 数値の桁区切りを表示するためには、TO_CHAR()関数を使用します。たとえば、TO_CHAR(10000, '9,999')は、数値10,000を"10,000"と表示します。

  2. エラー処理:

    • 数値変換エラーのハンドリング: 数値変換時のエラーをハンドリングするには、TRY...EXCEPTブロックを使用します。以下は例です。
    BEGIN
     -- 数値変換を試行
     SELECT CAST('abc' AS INTEGER);
    EXCEPTION
     -- エラーが発生した場合の処理
     WHEN invalid_text_representation THEN
       RAISE NOTICE '数値変換エラーが発生しました。';
    END;
    • NULL値の処理: 数値データがNULLであるかどうかを確認するには、IS NULL演算子を使用します。たとえば、以下のコードは、カラムamountがNULLでない場合にのみ計算を行います。
    SELECT CASE
            WHEN amount IS NULL THEN 0
            ELSE amount * 2
          END
    FROM your_table;

このように、PostgreSQLでは数値のフォーマットとエラー処理を柔軟に行うことができます。上記の例は一部ですが、さまざまな方法がありますので、具体的な要件に応じて適切な方法を選択してください。