Pythonで関数定義を見る方法とエラーの分析


  1. 関数定義の確認方法: 関数の定義を見る方法はいくつかあります。以下にいくつかの方法を示します。

a) ドキュメンテーション文字列(docstring)の表示: Pythonの関数は通常、ドキュメンテーション文字列(docstring)と呼ばれるコメントで説明されます。関数内の最初の行にトリプルクォート(""")で囲まれたコメントがある場合、それがドキュメンテーション文字列です。以下の例を参考にしてください。

関数定義の直後にhelp(関数名)と入力すると、関数のドキュメンテーション文字列が表示されます。

b) ソースコードの確認: 関数が定義されているソースコードファイルを開き、関数の定義を直接確認することもできます。関数がどのファイルに定義されているかを知る必要があります。

  1. 関数に関連するエラーの分析: 関数を使用する際に発生するエラーにはさまざまな種類があります。以下に一般的なエラーメッセージとその意味をいくつか示します。

a) "NameError: name '関数名' is not defined"(名前エラー: '関数名' が定義されていません): このエラーは、関数が現在のスコープで定義されていないことを示しています。関数名を正しく入力しているか、関数が定義されているファイルにアクセス可能かを確認してください。

b) "TypeError: '関数名'() takes 'n' positional arguments but 'm' were given"(型エラー: '関数名'() は 'n' 個の位置引数を受け取りますが、'm' 個が渡されました): このエラーは、関数に渡される引数の数が正しくないことを示しています。関数の定義と呼び出しの間で引数の数が一致しているかを確認してください。

c) "IndentationError: expected an indented block"(インデントエラー: インデントされたブロックが期待されています): このエラーは、関数の本体が正しくインデントされていないことを示しています。関数の本体は、通常、関数定義の行よりもインデントされる必要があります。正しいインデントを持つかどうかを確認してください。