- 構文エラーのチェック: GraphQLクエリは正しい構文である必要があります。まず、クエリが正しい構文になっているかどうかを確認しましょう。クエリの括弧や中括弧が正しく閉じられているか、フィールドや引数の命名が正しいかなどを確認します。
例:
query {
user(id: 1) {
name
email
}
}
- リゾルバのエラー処理: GraphQLサーバーはリゾルバと呼ばれる関数を使用してデータを取得します。リゾルバ内でエラーが発生することがあります。エラーを処理するためには、リゾルバ内でエラーをキャッチし、適切なエラーメッセージを返す必要があります。
例:
const resolvers = {
Query: {
user: (parent, args, context, info) => {
const { id } = args;
// データベースからユーザーを検索する処理
if (!user) {
throw new Error('ユーザーが見つかりません');
}
return user;
}
}
};
- クライアント側のエラーハンドリング: クライアント側でGraphQLエラーをキャッチし、適切に処理することも重要です。クエリの送信中にエラーが発生した場合、クライアントはエラーレスポンスを受け取ります。エラーレスポンスにはメッセージやエラーコードなどの情報が含まれている場合があります。クライアントはこれらの情報を利用して、ユーザーに適切なフィードバックを表示することができます。
例:
fetch('/graphql', {
method: 'POST',
headers: {
'Content-Type': 'application/json',
},
body: JSON.stringify({ query: '{ user(id: 1) { name email } }' }),
})
.then(response => response.json())
.then(data => {
if (data.errors) {
// エラーメッセージの表示
} else {
// データの表示
}
})
.catch(error => {
// ネットワークエラーなどの処理
});
- ログとモニタリング: GraphQLエラーが発生した場合、ログとモニタリングを使用してエラーの原因を特定することができます。エラーログにはエラーメッセージやスタックトレースなどの情報が含まれている場合があります。これにより、エラーの特定と修正が容易になります。