GraphQLエラーの原因と解決方法 - コード例と共に


  1. 構文エラーのチェック: GraphQLクエリは正しい構文である必要があります。まず、クエリが正しい構文になっているかどうかを確認しましょう。クエリの括弧や中括弧が正しく閉じられているか、フィールドや引数の命名が正しいかなどを確認します。

例:

query {
  user(id: 1) {
    name
    email
  }
}
  1. リゾルバのエラー処理: GraphQLサーバーはリゾルバと呼ばれる関数を使用してデータを取得します。リゾルバ内でエラーが発生することがあります。エラーを処理するためには、リゾルバ内でエラーをキャッチし、適切なエラーメッセージを返す必要があります。

例:

const resolvers = {
  Query: {
    user: (parent, args, context, info) => {
      const { id } = args;
      // データベースからユーザーを検索する処理
      if (!user) {
        throw new Error('ユーザーが見つかりません');
      }
      return user;
    }
  }
};
  1. クライアント側のエラーハンドリング: クライアント側でGraphQLエラーをキャッチし、適切に処理することも重要です。クエリの送信中にエラーが発生した場合、クライアントはエラーレスポンスを受け取ります。エラーレスポンスにはメッセージやエラーコードなどの情報が含まれている場合があります。クライアントはこれらの情報を利用して、ユーザーに適切なフィードバックを表示することができます。

例:

fetch('/graphql', {
  method: 'POST',
  headers: {
    'Content-Type': 'application/json',
  },
  body: JSON.stringify({ query: '{ user(id: 1) { name email } }' }),
})
  .then(response => response.json())
  .then(data => {
    if (data.errors) {
      // エラーメッセージの表示
    } else {
      // データの表示
    }
  })
  .catch(error => {
    // ネットワークエラーなどの処理
  });
  1. ログとモニタリング: GraphQLエラーが発生した場合、ログとモニタリングを使用してエラーの原因を特定することができます。エラーログにはエラーメッセージやスタックトレースなどの情報が含まれている場合があります。これにより、エラーの特定と修正が容易になります。