- アルティザンコマンドの作成: まず、Laravelのプロジェクトのルートディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行して新しいアルティザンコマンドを作成します。
php artisan make:command CustomCommand
上記のコマンドを実行すると、app/Console/Commands
ディレクトリにCustomCommand.php
というファイルが作成されます。
- アルティザンコマンドの設定:
CustomCommand.php
ファイルを開き、handle
メソッド内にコマンドの処理を記述します。以下は、例として「Hello World!」と表示するシンプルなコマンドの例です。
<?php
namespace App\Console\Commands;
use Illuminate\Console\Command;
class CustomCommand extends Command
{
protected $signature = 'custom:command';
protected $description = 'Custom Artisan Command';
public function handle()
{
$this->info('Hello World!');
}
}
- アルティザンコマンドの登録:
作成したアルティザンコマンドを使用可能にするためには、
app/Console/Kernel.php
ファイルのcommands
プロパティにコマンドクラスを追加します。以下は、CustomCommand
クラスを登録する例です。
<?php
namespace App\Console;
use Illuminate\Console\Scheduling\Schedule;
use Illuminate\Foundation\Console\Kernel as ConsoleKernel;
class Kernel extends ConsoleKernel
{
protected $commands = [
\App\Console\Commands\CustomCommand::class,
];
// ...
}
- アルティザンコマンドの実行: アルティザンコマンドを実行するには、以下のコマンドを使用します。
php artisan custom:command
上記のコマンドを実行すると、「Hello World!」というメッセージが表示されます。
以上が、Laravelでカスタムのアルティザンコマンドを作成する基本的な手順です。この方法を使用して、さまざまな処理やタスクをカスタムコマンドとして実装することができます。必要に応じて、引数やオプションの追加、データベースクエリの実行、外部APIとの連携など、さまざまな機能を組み合わせることができます。