シェルスクリプトと条件文の基本


  1. if文: if文は、指定した条件が真である場合に、特定のコードブロックを実行します。以下は、if文の基本的な構文です。
if [ 条件 ]; then
    # 条件が真の場合に実行されるコード
fi

例えば、ファイルが存在するかどうかをチェックするシェルスクリプトを以下に示します。

#!/bin/bash
if [ -f "myfile.txt" ]; then
    echo "ファイルが存在します。"
fi
  1. if-else文: if-else文は、指定した条件が真または偽である場合に、異なるコードブロックを実行します。以下は、if-else文の基本的な構文です。
if [ 条件 ]; then
    # 条件が真の場合に実行されるコード
else
    # 条件が偽の場合に実行されるコード
fi

例えば、数値が偶数か奇数かをチェックするシェルスクリプトを以下に示します。

#!/bin/bash
read -p "数値を入力してください: " num
if (( num % 2 == 0 )); then
    echo "入力された数値は偶数です。"
else
    echo "入力された数値は奇数です。"
fi
  1. 複数の条件のチェック: 複数の条件をチェックする場合は、論理演算子を使用します。以下は、複数の条件のチェックの例です。
  • 論理積 (AND): &&
  • 論理和 (OR): ||
  • 否定 (NOT): !
if [ 条件1 ] && [ 条件2 ]; then
    # 条件1 と 条件2 の両方が真の場合に実行されるコード
fi
if [ 条件1 ] || [ 条件2 ]; then
    # 条件1 または 条件2 のいずれかが真の場合に実行されるコード
fi
if ! [ 条件 ]; then
    # 条件が偽の場合に実行されるコード
fi

以上のように、シェルスクリプト内で条件文を使用することで、特定の条件に基づいてプログラムのフローを制御することができます。これにより、より効率的なスクリプトの作成やタスクの自動化が可能になります。以上が基本的な方法といくつかのコード例です。