- OpenSSLを使用したコマンドラインからのCSR生成: OpenSSLは、証明書関連の操作を行うための強力なツールです。以下の手順でCSRを生成できます。
- OpenSSLをインストールします(既にインストールされている場合はスキップ)。
- コマンドラインで以下のコマンドを実行します:
openssl req -new -newkey rsa:2048 -nodes -keyout private.key -out csr.csr
このコマンドは、2048ビットのRSAキーペアを生成し、プライベートキーをprivate.key
に保存し、CSRをcsr.csr
に保存します。
- Pythonを使用したCSR生成:
Pythonでは、OpenSSLのライブラリを使用してCSRを生成することができます。以下は、
cryptography
ライブラリを使用した例です。
from cryptography.hazmat.backends import default_backend
from cryptography.hazmat.primitives import serialization
from cryptography.hazmat.primitives.asymmetric import rsa
from cryptography.x509 import NameOID
from cryptography.x509.oid import ObjectIdentifier
from cryptography.x509 import CertificateSigningRequestBuilder
# RSAキーペアの生成
private_key = rsa.generate_private_key(
public_exponent=65537,
key_size=2048,
backend=default_backend()
)
# CSRビルダーの作成
builder = CertificateSigningRequestBuilder().subject_name(
x509.Name([
x509.NameAttribute(NameOID.COUNTRY_NAME, u"JP"),
x509.NameAttribute(NameOID.STATE_OR_PROVINCE_NAME, u"Tokyo"),
x509.NameAttribute(NameOID.LOCALITY_NAME, u"Minato-ku"),
x509.NameAttribute(NameOID.ORGANIZATION_NAME, u"My Company"),
x509.NameAttribute(NameOID.COMMON_NAME, u"example.com"),
])
)
# CSRの作成
csr = builder.sign(private_key, hashes.SHA256(), default_backend())
# CSRをファイルに保存
with open("csr.csr", "wb") as f:
f.write(csr.public_bytes(serialization.Encoding.PEM))
この例では、cryptography
ライブラリを使用して2048ビットのRSAキーペアを生成し、CSRのサブジェクト情報を設定しています。最後に、CSRをPEM形式でファイルに保存します。
他にも、異なるプログラミング言語やツールにおいてもCSRを生成する方法がありますが、上記の手法と例は一般的なものです。必要に応じて、使用している環境やツールに合わせて適切な方法を選択してください。
以上が、「証明書署名要求の生成方法とコード例」に関するブログ投稿の内容です。