Vimrcでのキーワードのマッピングの違いについて


Vimrcファイルでは、いくつかの方法でキーワードのマッピングを設定することができます。以下に、いくつかの一般的な方法とそれらのコード例を示します。

  1. 単純なキーマップ:

    map キー コマンド

    この方法では、キーを押すとコマンドが実行されます。例えば、以下のように設定すると、F5キーを押すと現在のファイルを保存するコマンドが実行されます。

    map <F5> :w<CR>
  2. ノーマルモードでのマッピング:

    nnoremap キー コマンド

    nnoremapは、ノーマルモードでのみ有効なマッピングを設定するためのコマンドです。ノーマルモードでは、キーボードの操作が基本的なテキスト編集操作になります。例えば、以下のように設定すると、<leader>ffというキーの組み合わせで現在のファイルを検索するコマンドが実行されます。

    nnoremap <leader>ff :find<Space>
  3. ビジュアルモードでのマッピング:

    vnoremap キー コマンド

    vnoremapは、ビジュアルモードでのみ有効なマッピングを設定するためのコマンドです。ビジュアルモードでは、テキストの選択や操作が行えます。例えば、以下のように設定すると、選択したテキストを大文字に変換するコマンドが実行されます。

    vnoremap U :<C-u>call ToUpperCase()<CR>
  4. インサートモードでのマッピング:

    inoremap キー コマンド

    inoremapは、インサートモードでのみ有効なマッピングを設定するためのコマンドです。インサートモードでは、テキストの入力が行われます。例えば、以下のように設定すると、<C-l>というキーの組み合わせでカーソルの左側の単語を削除するコマンドが実行されます。

    inoremap <C-l> <C-w>

これらはいくつかの一般的なキーワードのマッピングの設定方法です。Vimrcファイルを使用することで、個々のユーザーのニーズに合わせてVimの機能をカスタマイズすることができます。