DAXのUSERELATIONSHIP関数の構文と使用例


構文: USERELATIONSHIP(関係が定義されたテーブル[カラム], 関連付けるテーブル[カラム])

例1: SalesテーブルとDateテーブルを結合し、SalesテーブルのOrderDateカラムとDateテーブルのCalendarDateカラムを関連付ける場合、以下のようなDAX式を使用します。

SUMX( Sales, Sales[Amount], USERELATIONSHIP(Sales[OrderDate], Date[CalendarDate]) )

この例では、USERELATIONSHIP関数を使用してSalesテーブルとDateテーブルの関係性を定義しています。これにより、SalesテーブルのOrderDateカラムとDateテーブルのCalendarDateカラムが関連付けられ、SalesテーブルのAmountカラムの合計値が計算されます。

例2: ProductテーブルとCategoryテーブルを結合し、ProductテーブルのCategoryIDカラムとCategoryテーブルのCategoryIDカラムを関連付ける場合、以下のようなDAX式を使用します。

CALCULATE( SUM(Product[Sales]), USERELATIONSHIP(Product[CategoryID], Category[CategoryID]) )

この例では、USERELATIONSHIP関数を使用してProductテーブルとCategoryテーブルの関係性を定義しています。これにより、ProductテーブルのSalesカラムの合計値が計算されますが、関連付けられたCategoryテーブルのフィルタ条件も適用されます。

以上が、DAXのUSERELATIONSHIP関数の構文と使用例です。この関数を活用することで、異なるテーブル間の関係性を柔軟に定義し、より高度なデータ分析を行うことができます。