inorderTraversal(中順走査)」の実装と例


中順走査とは、二分木のノードを「左部分木、現在のノード、右部分木」の順序で訪れる方法です。具体的な実装方法としては、再帰を用いることが一般的です。

以下に、Pythonでの「inorderTraversal」の実装例を示します。

class TreeNode:
    def __init__(self, val=0, left=None, right=None):
        self.val = val
        self.left = left
        self.right = right
def inorderTraversal(root):
    result = []
    if root:
        result += inorderTraversal(root.left)
        result.append(root.val)
        result += inorderTraversal(root.right)
    return result
# 二分木のノードを作成
root = TreeNode(1)
root.right = TreeNode(2)
root.right.left = TreeNode(3)
# 中順走査を実行
result = inorderTraversal(root)
print(result)  # 結果: [1, 3, 2]

上記の例では、TreeNodeクラスを定義し、再帰的に中順走査を行うinorderTraversal関数を実装しています。inorderTraversal関数は、与えられた二分木のルートノードを受け取り、中順走査結果をリストとして返します。

この例では、二分木のノードを作成し、適切な子ノードを設定した後に中順走査を実行しています。結果として[1, 3, 2]という順序でノードの値を取得できました。

以上が「inorderTraversal」の実装と例です。このアルゴリズムを使えば、二分木のノードを中順に訪れることができます。他のプログラミング言語でも同様のロジックで実装できるので、ぜひ試してみてください。