PHPのftp_nb_continue()関数の使用方法とエラーの解決法


この関数の使用方法と一般的なエラーの解決法を以下に説明します。

  1. ftp_nb_continue()関数の基本的な使用方法: ftp_nb_continue()関数は、FTP操作を途中で一時停止するため、以下の手順で使用します。

    $ftpStream = ftp_connect('ftp.example.com');
    $loginResult = ftp_login($ftpStream, 'username', 'password');
    
    // ファイルのアップロードを開始
    ftp_nb_put($ftpStream, 'remote_file', 'local_file', FTP_BINARY);
    
    while (ftp_nb_continue($ftpStream)) {
       // アップロードの進捗状況を取得
       $uploadStatus = ftp_nb_continue($ftpStream);
       if ($uploadStatus == FTP_MOREDATA) {
           echo "アップロードが続行されています...\n";
       } elseif ($uploadStatus == FTP_FINISHED) {
           echo "アップロードが完了しました。\n";
       } elseif ($uploadStatus == FTP_FAILED) {
           echo "アップロードが失敗しました。\n";
       }
    }

    上記の例では、ftp_nb_put()関数を使用してファイルをアップロードしています。ftp_nb_continue()関数は、アップロードの進捗状況を取得し、FTP_MOREDATAが返される限りループを続けます。アップロードが完了した場合はFTP_FINISHEDが返され、失敗した場合はFTP_FAILEDが返されます。

  2. 一般的なエラーの解決法: ftp_nb_continue()関数を使用する際によく発生するエラーとその解決法を以下に示します。

    • タイムアウトエラー: ftp_nb_continue()関数は、通信のタイムアウトを避けるために適切な設定が必要です。以下のようにタイムアウト時間を設定することで解決できます。

      // タイムアウト時間を設定(秒単位)
      ftp_set_option($ftpStream, FTP_TIMEOUT_SEC, 120);

      上記の例では、タイムアウト時間を120秒に設定しています。

    • パッシブモードエラー: FTPサーバーがパッシブモードを要求する場合、ftp_pasv()関数を使用してパッシブモードに切り替える必要があります。

      // パッシブモードに切り替え
      ftp_pasv($ftpStream, true);

      上記の例では、ftp_pasv()関数を使用してパッシブモードに切り替えています。

    • 認証エラー: FTPサーバーへのログインに失敗する場合は、ユーザー名とパスワードを正しく設定しているか確認してください。

      $loginResult = ftp_login($ftpStream, 'username', 'password');
      if (!$loginResult) {
       echo "ログインに失敗しました。\n";
      }

      上記の例では、ftp_login()関数の戻り値を確認してログインの成功/失敗を判断しています。

    これらは一部の一般的なエラーとその解決法の例です。具体的なエラーに応じて適切な対処方法を選択してください。

以上が、phpのftp_nb_continue()関数の使用方法とエラーの解決法に関するシンプルで簡単な説明です。これを参考にして、自身のプログラムに組み込んでみてください。