この関数の使用方法と一般的なエラーの解決法を以下に説明します。
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ftp_nb_continue()関数の基本的な使用方法: ftp_nb_continue()関数は、FTP操作を途中で一時停止するため、以下の手順で使用します。
$ftpStream = ftp_connect('ftp.example.com'); $loginResult = ftp_login($ftpStream, 'username', 'password'); // ファイルのアップロードを開始 ftp_nb_put($ftpStream, 'remote_file', 'local_file', FTP_BINARY); while (ftp_nb_continue($ftpStream)) { // アップロードの進捗状況を取得 $uploadStatus = ftp_nb_continue($ftpStream); if ($uploadStatus == FTP_MOREDATA) { echo "アップロードが続行されています...\n"; } elseif ($uploadStatus == FTP_FINISHED) { echo "アップロードが完了しました。\n"; } elseif ($uploadStatus == FTP_FAILED) { echo "アップロードが失敗しました。\n"; } }
上記の例では、
ftp_nb_put()
関数を使用してファイルをアップロードしています。ftp_nb_continue()
関数は、アップロードの進捗状況を取得し、FTP_MOREDATA
が返される限りループを続けます。アップロードが完了した場合はFTP_FINISHED
が返され、失敗した場合はFTP_FAILED
が返されます。 -
一般的なエラーの解決法: ftp_nb_continue()関数を使用する際によく発生するエラーとその解決法を以下に示します。
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タイムアウトエラー:
ftp_nb_continue()
関数は、通信のタイムアウトを避けるために適切な設定が必要です。以下のようにタイムアウト時間を設定することで解決できます。// タイムアウト時間を設定(秒単位) ftp_set_option($ftpStream, FTP_TIMEOUT_SEC, 120);
上記の例では、タイムアウト時間を120秒に設定しています。
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パッシブモードエラー: FTPサーバーがパッシブモードを要求する場合、
ftp_pasv()
関数を使用してパッシブモードに切り替える必要があります。// パッシブモードに切り替え ftp_pasv($ftpStream, true);
上記の例では、
ftp_pasv()
関数を使用してパッシブモードに切り替えています。 -
認証エラー: FTPサーバーへのログインに失敗する場合は、ユーザー名とパスワードを正しく設定しているか確認してください。
$loginResult = ftp_login($ftpStream, 'username', 'password'); if (!$loginResult) { echo "ログインに失敗しました。\n"; }
上記の例では、
ftp_login()
関数の戻り値を確認してログインの成功/失敗を判断しています。
これらは一部の一般的なエラーとその解決法の例です。具体的なエラーに応じて適切な対処方法を選択してください。
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以上が、phpのftp_nb_continue()関数の使用方法とエラーの解決法に関するシンプルで簡単な説明です。これを参考にして、自身のプログラムに組み込んでみてください。