- Swaggerの依存性を追加する: まず、Spring BootプロジェクトにSwaggerの依存性を追加する必要があります。これには、pom.xml(Maven)またはbuild.gradle(Gradle)ファイルに必要な依存性を追加する方法があります。以下は、Mavenを使用する場合の例です。
<dependency>
<groupId>io.springfox</groupId>
<artifactId>springfox-boot-starter</artifactId>
<version>2.9.2</version>
</dependency>
- Swaggerの設定を追加する: Swaggerを有効にするために、Spring Bootアプリケーションの設定ファイルに以下の設定を追加します。
@Configuration
@EnableSwagger2
public class SwaggerConfig {
@Bean
public Docket api() {
return new Docket(DocumentationType.SWAGGER_2)
.select()
.apis(RequestHandlerSelectors.basePackage("com.example.api"))
.paths(PathSelectors.any())
.build();
}
}
上記の例では、com.example.api
パッケージ内のAPIエンドポイントをドキュメント化する設定が行われています。
- APIエンドポイントをドキュメント化する: Swaggerを使用してAPIエンドポイントをドキュメント化するには、各エンドポイントのメソッドにSwaggerアノテーションを追加します。以下は、GETリクエストの例です。
@RestController
@RequestMapping("/api")
@Api(tags = "Example API")
public class ExampleController {
@GetMapping("/resource")
@ApiOperation("Get a resource")
public ResponseEntity<String> getResource() {
// リソースの取得処理
}
}
上記の例では、@Api
アノテーションはAPIのグループ化を行い、@ApiOperation
アノテーションは各メソッドの説明を提供します。
- APIドキュメントを確認する: アプリケーションを実行し、以下のURLにアクセスすると、Swagger UIを介して生成されたAPIドキュメントを確認できます。
http://localhost:8080/swagger-ui.html
以上がSwaggerとSpring Bootを使用してAPIドキュメンテーションを作成する基本的な手順です。これにより、開発者やユーザーがAPIの使用方法を理解しやすくなります。必要に応じて、さらに詳細な設定やカスタマイズも可能です。