- エラーメッセージの理解:
Pythonは、エラーが発生した際に詳細なエラーメッセージを表示します。エラーメッセージを注意深く読み、どの部分が問題を引き起こしているのかを特定します。メッセージのタイプや行番号など、提供された情報を活用しましょう。
# エラーメッセージの例
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
- コードのデバッグ:
エラーを修正するために、デバッガを使用することができます。デバッガは、コードの実行を一時停止させ、ステップ毎に変数の値やプログラムの状態を確認する機能を提供します。
# デバッガを使用したコードの例
import pdb
def divide_numbers(a, b):
pdb.set_trace() # デバッガの開始
result = a / b
return result
print(divide_numbers(10, 0))
- ログの利用:
ログは、プログラムの実行中に情報を記録するための有用なツールです。ログメッセージを適切に配置し、プログラムの特定の箇所で変数の値やステータスを確認することができます。
# ログの利用例
import logging
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG)
def calculate_average(numbers):
logging.debug(f"入力された数値: {numbers}")
average = sum(numbers) / len(numbers)
logging.debug(f"平均値: {average}")
return average
calculate_average([1, 2, 3, 4, 5])
- 例外処理の実装:
例外処理を使用することで、予期しないエラーが発生した場合にプログラムがクラッシュするのを防ぐことができます。try-except文を使用して、エラーハンドリングを行います。
# 例外処理の実装例
def divide_numbers(a, b):
try:
result = a / b
return result
except ZeroDivisionError:
print("0での除算はできません。")
print(divide_numbers(10, 0))