以下に、Oracle Data Pump Directoryの使用方法とコード例をいくつか紹介します。
- Data Pump Directoryの作成: まず、ディレクトリオブジェクトを作成する必要があります。以下のSQL文を使用して、Data Pump Directoryを作成します。
CREATE DIRECTORY data_pump_dir AS '/path/to/directory';
上記のコードでは、data_pump_dir
という名前のディレクトリオブジェクトを作成し、/path/to/directory
に対応するディレクトリパスを指定しています。
- エクスポート操作の実行:
次に、作成したData Pump Directoryを使用してデータベースのエクスポート操作を実行します。以下の例では、
SCHEMA_NAME
というスキーマのデータをエクスポートしています。
expdp username/password@database_name DIRECTORY=data_pump_dir DUMPFILE=export.dmp SCHEMAS=SCHEMA_NAME
上記のコードでは、expdp
コマンドを使用してエクスポート操作を行っています。DIRECTORY
パラメータには、作成したData Pump Directoryの名前を指定し、DUMPFILE
パラメータにはエクスポートファイルの名前を指定します。
- インポート操作の実行: エクスポートしたデータを別のデータベースにインポートする場合は、以下のコードを使用します。
impdp username/password@database_name DIRECTORY=data_pump_dir DUMPFILE=export.dmp SCHEMAS=SCHEMA_NAME
上記のコードでは、impdp
コマンドを使用してインポート操作を行っています。エクスポート時と同様に、DIRECTORY
パラメータにData Pump Directoryの名前、DUMPFILE
パラメータにエクスポートファイルの名前を指定します。
以上がOracle Data Pump Directoryの基本的な使用方法です。他にもさまざまなパラメータやオプションが存在し、より詳細な制御が可能です。Oracleの公式ドキュメントやサンプルコードを参考にしながら、環境や要件に合わせた操作を実行してください。