Pythonにおけるクラスの基礎


  1. クラスの定義: クラスを定義するには、class キーワードを使用します。クラス名は一般的に大文字で始める慣例があります。以下はクラスの定義の例です:
class MyClass:
    pass
  1. オブジェクトの作成: クラスを元にオブジェクトを作成するには、クラス名を呼び出してインスタンスを生成します。以下はオブジェクトの作成の例です:
my_object = MyClass()
  1. 属性の定義と利用: クラス内で属性を定義するには、特殊なメソッドである__init__メソッドを使用します。__init__メソッドは、オブジェクトが作成されたときに自動的に呼び出されます。以下は属性の定義と利用の例です:
class MyClass:
    def __init__(self, name):
        self.name = name
my_object = MyClass("John")
print(my_object.name)  # 結果: John
  1. メソッドの定義と利用: クラス内でメソッドを定義するには、通常の関数と同様に定義します。メソッドの第一引数はselfとし、その後に任意の引数を指定します。以下はメソッドの定義と利用の例です:
class MyClass:
    def __init__(self, name):
        self.name = name
    def greet(self):
        print("Hello, " + self.name + "!")
my_object = MyClass("John")
my_object.greet()  # 結果: Hello, John!

これらはクラスの基礎的な機能ですが、クラスを使うことでより複雑なデータ構造や振る舞いを表現することができます。また、継承やポリモーフィズムなどの概念もクラスを使って実現することができます。