FeatherとParquetの違いと使用方法


  1. ファイル形式の違い:

    • Feather: Featherは、軽量かつ高速なデータフレーム形式です。データをメモリに効率的に読み書きすることができます。FeatherファイルはPythonパッケージ「feather」を使用して作成および読み込むことができます。
    • Parquet: Parquetは、高度な圧縮と列指向のデータフォーマットを提供するファイル形式です。大規模なデータセットに適しており、分散処理フレームワーク(例: Apache Spark)との互換性もあります。ParquetファイルはPythonパッケージ「pyarrow」を使用して作成および読み込むことができます。
  2. 使用方法:

    • Featherの使用方法: Featherファイルの作成:

      import pandas as pd
      import feather
      df = pd.DataFrame({'col1': [1, 2, 3], 'col2': ['a', 'b', 'c']})
      feather.write_dataframe(df, 'data.feather')

      Featherファイルの読み込み:

      import feather
      df = feather.read_dataframe('data.feather')
    • Parquetの使用方法: Parquetファイルの作成:

      import pandas as pd
      import pyarrow as pa
      import pyarrow.parquet as pq
      df = pd.DataFrame({'col1': [1, 2, 3], 'col2': ['a', 'b', 'c']})
      table = pa.Table.from_pandas(df)
      pq.write_table(table, 'data.parquet')

      Parquetファイルの読み込み:

      import pyarrow.parquet as pq
      table = pq.read_table('data.parquet')
      df = table.to_pandas()

このように、FeatherとParquetはどちらもデータ処理において有用なファイル形式です。Featherは軽量で高速な読み書きが可能であり、小規模なデータセットに適しています。一方、Parquetは高度な圧縮と分散処理フレームワークとの互換性があり、大規模なデータセットに適しています。プロジェクトの要件に合わせて適切なファイル形式を選択し、データの効率的な保存と取得を行いましょう。