まず、Dockerをインストールしてセットアップします。Dockerは、アプリケーションをコンテナ化して環境を再現し、簡単に実行できるようにするためのツールです。
次に、ローカストをDockerコンテナとして実行します。以下のコマンドを使用して、Dockerイメージを取得し、コンテナを起動します。
docker pull locustio/locust
docker run -p 8089:8089 -v $PWD:/mnt/locust locustio/locust -f /mnt/locust/locustfile.py
これにより、ローカストが8089ポートで実行され、カレントディレクトリにあるlocustfile.py
が使用されます。locustfile.py
は、パフォーマンステストのシナリオを記述するためのファイルです。
次に、ブラウザでhttp://localhost:8089
にアクセスします。ローカストのWebインターフェースが表示されます。ここで、ターゲットアプリケーションのエンドポイントやユーザーの振る舞いなどを設定できます。
ターゲットアプリケーションのエンドポイントを設定したら、ローカストが指定された負荷をシミュレートし、パフォーマンステストを実行します。結果はリアルタイムで表示され、レポートとしてもエクスポートできます。
以下は、ローカストのシナリオを記述する例です。
from locust import HttpUser, task, between
class MyUser(HttpUser):
wait_time = between(1, 3)
@task
def my_task(self):
self.client.get("/endpoint")
この例では、1〜3秒の待機時間を設定し、/endpoint
エンドポイントにGETリクエストを送るタスクを定義しています。
以上が、Dockerを使用してローカストをセットアップし、パフォーマンステストを実行する方法の概要です。詳細なコード例や設定方法については、公式のローカストのドキュメントを参照してください。
この記事では、簡単でシンプルな方法を紹介しましたが、ローカストは非常に柔軟なツールであり、様々なテストシナリオやカスタマイズが可能です。パフォーマンステストに興味がある方は、ぜひローカストを試してみてください。