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列ごとのデータ型指定: PandasのDataFrameでデータを読み込む際に、各列のデータ型を明示的に指定することで、'na'を欠損値として解釈させないようにすることができます。例えば、文字列の列に対しては、
dtype
パラメータを使用してobject
型として指定します。import pandas as pd # データ読み込み時にデータ型指定 df = pd.read_csv('data.csv', dtype={'column_name': object})
これにより、Pandasは文字列中の'na'を欠損値として解釈するのではなく、文字列として扱います。
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文字列内の'na'を置換する: もう一つの方法は、文字列内の'na'を別の文字列に置換することです。これにより、Pandasは'na'を欠損値として解釈する代わりに、指定した置換文字列を使用します。
import pandas as pd # 'na'を別の文字列に置換 df['column_name'] = df['column_name'].str.replace('na', 'replacement')
この方法では、DataFrame内の特定の列に対してのみ'na'の置換を行います。
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データ読み込み時の置換オプション: Pandasの
read_csv
関数には、文字列の置換オプションがあります。na_values
パラメータを使用すると、データ読み込み時に特定の文字列を欠損値として解釈することができます。import pandas as pd # 'na'を欠損値として解釈 df = pd.read_csv('data.csv', na_values='na')
この方法では、'na'の代わりにNaNが使用され、Pandasは文字列中の'na'を欠損値として解釈します。
これらの方法を使用することで、Pandasが文字列の'na'をNaNとして解釈するのを防ぐことができます。ご希望の方法を選択し、データ処理のコードに組み込んでください。