探索的データ分析(Exploratory Data Analysis):データ解析の基礎


  1. データの読み込みと基本統計量の確認: データを読み込み、基本統計量(平均、中央値、標準偏差など)を計算してデータの概要を把握します。Pythonのpandasライブラリを使うと便利です。

    import pandas as pd
    # データの読み込み
    data = pd.read_csv('データファイル.csv')
    # 基本統計量の確認
    print(data.describe())
  2. データの可視化: データを視覚化することで、特徴や相関関係を把握することができます。Pythonのmatplotlibやseabornライブラリを使ってグラフを描画することができます。

    import matplotlib.pyplot as plt
    import seaborn as sns
    # ヒストグラムの描画
    sns.histplot(data['列名'])
    plt.show()
    # 散布図の描画
    sns.scatterplot(data=data, x='列名1', y='列名2')
    plt.show()
  3. 欠損値の処理: データセットに欠損値がある場合、それらの値を処理する必要があります。欠損値の有無やパターンを確認し、適切な処理方法を選択します。pandasライブラリを使って欠損値を処理することができます。

    # 欠損値の確認
    print(data.isnull().sum())
    # 欠損値の削除
    data = data.dropna()
    # 欠損値の補完
    data['列名'] = data['列名'].fillna(data['列名'].mean())
  4. 変数間の相関分析: 変数間の相関を調査することで、データ内のパターンや関係性を把握することができます。pandasやseabornライブラリを使って相関行列やヒートマップを作成することができます。

    # 相関行列の計算
    correlation_matrix = data.corr()
    # ヒートマップの描画
    sns.heatmap(correlation_matrix, annot=True)
    plt.show()

これらはEDAの一部ですが、データの理解と洞察を得るための重要な手法です。データセットに合わせて適切なEDA手法を選択し、データ分析の基盤を築いてください。