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クッキーを使用したセッションバックエンドの設定: Djangoでは、セッションデータをクッキーに保存することができます。セッションバックエンドの設定を変更して、クッキーベースのセッションを使用するようにします。セッションIDがクッキーに保存されるため、クッキーは同一オリジンポリシーの制約を回避できます。
# settings.py SESSION_ENGINE = 'django.contrib.sessions.backends.signed_cookies' SESSION_COOKIE_SAMESITE = 'None' SESSION_COOKIE_SECURE = True
上記の設定では、セッションを署名付きクッキーとして保存し、SameSite属性を"None"に設定し、セキュリティを強化します。また、
SESSION_COOKIE_SECURE
をTrueに設定して、HTTPS接続でのみクッキーを送信するようにします。 -
X-Frame-Optionsヘッダーの設定: フレーム内のDjangoアプリが他のウェブサイトから呼び出される場合、X-Frame-Optionsヘッダーを使用して、フレームが許可された場所からのみ表示されるように制限することができます。
# settings.py X_FRAME_OPTIONS = 'SAMEORIGIN'
上記の設定では、フレームの表示を同一オリジンからのみ許可します。これにより、外部のウェブサイトからのiframe内でのアクセスが制限されます。
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CORSの設定: もし他のウェブサイトからのアクセスを許可する場合は、CORS(Cross-Origin Resource Sharing)を使用してアクセスを制御できます。
# settings.py CORS_ORIGIN_ALLOW_ALL = True
上記の設定では、すべてのオリジンからのアクセスを許可します。必要に応じて、特定のオリジンのみを許可するように指定することもできます。
これらの方法を試してみて、セッションが他のウェブサイトのiframe内で正しく機能するかどうかを確認してください。ただし、セキュリティ上の制約や推奨事項に留意することが重要です。また、環境や要件に応じて適切な方法を選択することもお勧めします。