-
FluentMigratorのセットアップ: まず、プロジェクトにFluentMigratorを追加します。NuGetパッケージマネージャーまたはパッケージ管理コンソールを使用して、FluentMigratorパッケージをインストールします。
-
マイグレーションクラスの作成: 次に、マイグレーションクラスを作成します。マイグレーションクラスは、データベーススキーマの変更を表すC#コードです。例えば、以下のようなクラスを作成します。
[Migration(20240315000001)]
public class UpdateRowMigration : Migration
{
public override void Up()
{
// 行のアップデート処理を記述する
Update.Table("YourTableName").Set(new { ColumnName = "NewValue" }).Where(new { OtherColumn = "Condition" });
}
public override void Down()
{
// ダウン処理を記述する(必要な場合)
// 通常はアップ処理の逆を行います
Update.Table("YourTableName").Set(new { ColumnName = "OldValue" }).Where(new { OtherColumn = "Condition" });
}
}
- マイグレーションの実行: マイグレーションを実行するために、コマンドラインまたはツールを使用します。通常、以下のようなコマンドを実行します。
migrate -a YourAssemblyName.dll -db YourDatabaseProvider -conn "YourConnectionString"
ここで、YourAssemblyName.dll
はマイグレーションクラスが含まれているアセンブリの名前、YourDatabaseProvider
は使用しているデータベースプロバイダ(例: SqlServer, MySql)の名前、YourConnectionString
はデータベースへの接続文字列です。
以上の手順を実行することで、FluentMigratorを使用して行のアップデートを行うことができます。マイグレーションクラスを追加し、必要なアップデート処理を記述し、マイグレーションを実行することで、データベーススキーマの変更を簡単に管理できます。