- 変数の宣言方法
JavaScriptで変数を宣言するには、
var
、let
、またはconst
のいずれかのキーワードを使用します。
var
: 以前のバージョンのJavaScriptで使用されていたキーワードです。ブロックスコープを持たず、関数スコープまたはグローバルスコープでのみ有効です。let
: ブロックスコープを持つ変数を宣言するためのキーワードです。同じブロック内でのみ有効です。const
: ブロックスコープを持つ定数(値が変更できない変数)を宣言するためのキーワードです。
以下はそれぞれの宣言方法の例です:
// varの使用例
var x = 5;
console.log(x); // 結果: 5
// letの使用例
let y = 10;
console.log(y); // 結果: 10
// constの使用例
const z = 15;
console.log(z); // 結果: 15
- 変数の再代入とスコープ
var
とlet
で宣言された変数は再代入が可能ですが、const
で宣言された変数は再代入ができません。また、let
とconst
はブロックスコープを持つため、ブロック内でのみ有効です。
// varの再代入とスコープ
var a = 20;
console.log(a); // 結果: 20
{
var a = 30;
console.log(a); // 結果: 30
}
console.log(a); // 結果: 30
// letの再代入とスコープ
let b = 25;
console.log(b); // 結果: 25
{
let b = 35;
console.log(b); // 結果: 35
}
console.log(b); // 結果: 25
// constのスコープ
{
const c = 40;
console.log(c); // 結果: 40
}
console.log(c); // エラー: cは定義されていません
- 変数の命名規則 JavaScriptの変数名は、英数字とアンダースコア(_)またはドル記号($)から始める必要があります。また、予約語(キーワード)は変数名として使用できません。
// 変数の命名例
let myVariable = 50;
let _privateVariable = 60;
let $specialVariable = 70;
let myVar = 80; // 短い変数名も使用可能です
// 予約語の使用例(エラーになります)
let let = 90;
let const = 100;
これらの基本的な情報とコーディング例を参考にして、JavaScriptで変数を宣言する方法を理解し、実際のプロジェクトに応用してみてください。