ブラウザでのバイオメトリック認証を実装する方法


  1. Web Authentication APIを使用する方法: Web Authentication APIは、ブラウザ上でバイオメトリック認証をサポートする標準仕様です。以下は、指紋認証を使用してユーザーを認証する例です。
// バイオメトリック認証の要求
const credential = await navigator.credentials.get({ 
  publicKey: {
    // 認証方法を指定
    authenticatorSelection: {
      userVerification: "required",
      authenticatorAttachment: "platform"
    },
    // ユーザーに表示するメッセージ
    challenge: new Uint8Array([/* ランダムなバイト列 */]),
    // ユーザーごとの一意のID
    rp: { id: "example.com" }
  }
});
// 認証結果の確認
if (credential && credential.type === "public-key") {
  // 認証成功
  console.log("認証成功");
} else {
  // 認証失敗
  console.log("認証失敗");
}
  1. ライブラリを使用する方法: バイオメトリック認証を簡単に実装するために、ライブラリを使用することもできます。例えば、Fingerprint.jsやFace-API.jsなどがあります。これらのライブラリは、指紋認証や顔認識の機能を提供し、ブラウザ上で使用することができます。
// Fingerprint.jsを使用する例
const fingerprint = new Fingerprint();
fingerprint.get(function(result, components) {
  if (result) {
    // ユーザーの指紋情報を取得
    console.log("指紋情報:", components);
  } else {
    // 指紋情報の取得に失敗
    console.log("指紋情報の取得に失敗しました");
  }
});
  1. プラグインを使用する方法: 一部のバイオメトリック認証は、ブラウザのデフォルトの機能ではサポートされていない場合があります。そのような場合には、プラグインを使用することができます。例えば、WebAuthn.ioなどのプラグインを導入することで、バイオメトリック認証を実現できます。

以上が、ブラウザでバイオメトリック認証を実装するいくつかの方法です。選択する方法は、プロジェクトの要件や対応するブラウザのサポート状況によって異なります。適切な方法を選び、セキュリティを確保しながら便利な認証方法を実装してください。