-
リバースプロキシとしてのNginxの設定: Nginxを使用してReactアプリケーションをホストする場合、まずNginxをリバースプロキシとして設定する必要があります。以下はNginxの設定ファイルの一部の例です。
server { listen 80; server_name example.com; location / { proxy_pass http://localhost:3000; proxy_set_header Host $host; proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr; } }
この設定では、Nginxはポート80でリクエストを受け取り、ローカルホストのポート3000にプロキシします。これにより、Reactアプリケーションが正しく動作します。
-
React Routerの設定: React Routerは、Reactアプリケーション内でクライアントサイドのルーティングを処理するためのライブラリです。以下はReact Routerの基本的な使い方の例です。
import { BrowserRouter as Router, Switch, Route } from 'react-router-dom'; function App() { return ( <Router> <Switch> <Route exact path="/" component={Home} /> <Route path="/about" component={About} /> <Route path="/contact" component={Contact} /> </Switch> </Router> ); }
この例では、Reactのルートコンポーネントである
App
コンポーネント内でReact Routerを使用してルーティングを設定しています。exact
属性は、パスが完全に一致する場合にのみコンポーネントが表示されることを意味します。
以上の方法を組み合わせることで、Nginxを使用したReactアプリケーションのルーティングを設定することができます。この記事では他の高度な設定や応用的なテクニックについては触れませんが、基本的な手法としては十分です。適切なNginxの設定とReact Routerの組み合わせにより、スムーズなクライアントサイドのルーティングが実現できます。