「change」イベントは、ユーザーが入力要素の値を変更し、フォーカスを外したときに発生します。つまり、ユーザーがテキストボックスに文字を入力し、Enterキーを押したり、別の要素にフォーカスを移したときに、このイベントがトリガーされます。一方、「input」イベントは、ユーザーが入力要素に対して何らかの操作(文字の入力、削除、カット&ペーストなど)を行った瞬間に発生します。つまり、入力要素が変更されるたびにこのイベントが発生します。
以下に、それぞれのイベントがどのようなケースで発生するのかを示すコード例を示します。
// changeイベントの例
const inputElement = document.getElementById('myInput');
inputElement.addEventListener('change', (event) => {
console.log('changeイベントが発生しました');
});
// inputイベントの例
inputElement.addEventListener('input', (event) => {
console.log('inputイベントが発生しました');
});
上記のコードでは、idが「myInput」の入力要素に対して、「change」と「input」イベントのリスナーを登録しています。ユーザーが入力要素の値を変更した場合、対応するイベントが発生し、コンソールにメッセージが表示されます。
「change」イベントは、ユーザーがフォーカスを外した時点で発生するため、他の要素にフォーカスを移動するまでイベントが発火しません。一方、「input」イベントは、ユーザーが入力要素に対して操作を行うたびに発生するため、リアルタイムな入力の監視に適しています。
このように、「change」と「input」イベントは、入力要素の値の変更を監視するための異なるタイミングで使用されます。適切なイベントを選択することで、ユーザーの入力に対して適切な処理を行うことができます。