の元々の目的とは? - JavaScriptの解説


要素は、通常のフォーム要素と同様にname属性とvalue属性を持ちますが、画面上には表示されません。そのため、ユーザーがこの要素に対して直接入力することはありません。

主な用途としては、以下のようなものがあります。

  1. データの受け渡し: サーバーサイドのスクリプトやJavaScriptの処理に特定のデータを渡す際に使用されます。例えば、ユーザーがフォームに入力した情報を次のページやサーバーに送信する際に、隠しフィールドを使用してデータを保持することができます。

  2. セキュリティ: ユーザーが閲覧できないようにしたいデータを保持するために使用されます。例えば、セッションIDやトークンなどの重要な情報を、ユーザーからは見えないようにフォーム内に格納することができます。

  3. フォームの状態の保持: ページのリロードや遷移が発生した場合でも、特定のフォームの状態を保持するために使用されます。これにより、ユーザーが入力した内容が消えてしまうことを防ぐことができます。

以下は、要素の使用例です。

<form action="submit.php" method="post">
  <input type="hidden" name="user_id" value="12345">
  <input type="text" name="username">
  <input type="submit" value="Submit">
</form>

上記の例では、ユーザーが入力したユーザー名をサーバーに送信する際に、隠しフィールドを使用してuser_idを渡しています。ユーザーはこのフィールドを見ることはできませんが、JavaScriptやサーバーサイドの処理で利用することができます。

以上が要素の元々の目的と、その使用方法についての解説です。これを参考にして、必要な場面で適切に利用してください。