- 環境変数の使用: YAMLでは、環境変数を変数として使用することができます。例えば、以下のような形式で環境変数を参照することができます:
database:
host: $DATABASE_HOST
username: $DATABASE_USER
password: $DATABASE_PASSWORD
この例では、$DATABASE_HOST
、$DATABASE_USER
、$DATABASE_PASSWORD
は環境変数の値を参照しています。
- アンカーとエイリアスの使用: YAMLでは、アンカーとエイリアスを使用して変数を定義し、参照することができます。アンカーは変数を定義し、エイリアスはその変数を参照するために使用されます。以下に例を示します:
defaults: &defaults
timeout: 30
max_retries: 3
production:
<<: *defaults
host: example.com
development:
<<: *defaults
host: localhost
この例では、defaults
というアンカーでデフォルトの設定を定義し、production
とdevelopment
ブロックでそれを参照しています。
- Jinja2テンプレートエンジンの使用: YAMLファイル内でJinja2テンプレートエンジンを使用することもできます。Jinja2を使用すると、条件分岐やループなどの制御構造を使用して変数を扱うことができます。以下に例を示します:
database:
host: "{{ database_host }}"
username: "{{ database_user }}"
password: "{{ database_password }}"
この例では、Jinja2のテンプレートタグ{{ ... }}
を使用して変数を参照しています。
これらはYAMLで変数を使用するいくつかの一般的な方法です。実際の使用方法は要件やツールによって異なる場合がありますが、これらの例はYAMLファイル内で変数を活用するための出発点となるでしょう。